サックスの選び方

管楽器の選び方

サックスの選び方

 

サックスとは

サックスは1840年代初頭にベルギーの楽器製作者「アドルフ・サックス」によって発明されました。
材質は真鍮などの金属ですが、リードを振動させて音を出すため木管楽器に分類されます。
木管楽器の運動性能の高さ、金管楽器のダイナミックレンジの広さを兼ね備えています。

 

サックスの種類

現在おもに使われているのは、音程の高い順に、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスの6種類です。
そのなかでもソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種類が一般的に良く使用されています。

サックスの種類

サックスの材質

サックスの材質は真鍮(銅と亜鉛の合金)が定番で、他にも銀、ブロンズなどを使用したモデルもあります。
定番の真鍮でも銅と亜鉛の混合比率の違いで下記のように見た目や音色が変わります。

●イエローブラス:銅と亜鉛の混合比率が約70%:30%。金色の見た目で、一番一般的な材質。比較的軽めの吹き心地で、明るく張りのある音色。
●ゴールドブラス:銅と亜鉛の混合比率が約85%:15%。イエローブラスより少し赤みを増した見た目。比較的重みのある吹き心地で、幅のある豊かな音色。


表面の仕上げ

表面の仕上げは、ラッカー塗装、金属メッキ加工、ノーラッカー(塗装なし)などがあります。
●一般的によく採用されているラッカー塗装は、クリアラッカー(透明)、ゴールドラッカー、ブラックラッカー、ピンクラッカーなどの種類があり見た目の色が異なります。
●メッキ加工は金、銀、ピンクゴールドなど金属メッキを施すため、見た目や音色が異なります。
●ノーラッカーは表面に塗装を施さない仕上げになり、経年変化により表面の輝きは失いますが、アンティークな見た目や楽器本来の自然な鳴りが特徴です。

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