豊田英正(とよだ ひでまさ)
東洋音楽高等学校(現、東京音楽大学附属高等学校) 武蔵野音楽大学卒業、同大学専攻科修了。 ピアノを早川穂積、若尾輝子、安川加壽子、遠山慶子。声楽を石井義信、岩崎常治郎、栗本 正。実用和声学を中田喜直、 和声学を矢代秋雄、各氏に師事。 昭和38年日本楽器製造株式会社(現、ヤマハ株式会社)に音楽教室指導講師として入社。 メロディー・歌詞と和声の関係、聴く-歌う-弾く-読む-書く-創作の指導法を研究。 幼児科・児童科・専門コースのテキスト・指導書の活用法、講師研修、教育システム、音楽能力検定試験の普及活動を行う。 のちにカナダ駐在を経て財団法人ヤマハ音楽振興会教育部、海外教育担当課長としてアメリカ、カナダ、欧州、中南米、アジア、オセアニア、アフリカに音楽教 室の理念、システムの普及と指導者の養成。その間各国の教育者とピアノ教育についての交流をはかる。 1986年ヤマハ株式会社ピアノ事業部が、コンサートグランドピアノの品質向上を目的とした研究開発室R&D(Research&Development)をパリに設立。初代ヨーロッパ室長として1992年迄駐在。 国際的に活躍している優秀なピアノ技術者と共に、名ピアニスト、名教授、当時の若手ピアニスト、録音技師、主要ホールの協力を得てピアノの音色・色彩・響き・メカニックのリサーチ活動を展開。又ピアニストの学習方法、取巻く環境について学ぶ。
*独奏会・コンチェルト=作曲家・作品別の色彩、ホール内音響のリサーチ。 (リヒテル、ミケランジェリ、アシュケナージ、ツィンメルマン、ニコライエワ、アルゲリッチ、ピリス、ルイサダ、ラフォーレ、各氏他)
*国際ピアノコンクール=各国のコンテスタント、審査員からの意見収集。 (ショパン、チャイコフスキー、ジュネーヴ、ロンティボー、エリザベート、ルービンシュタイン、サンタンデール、他)
*名教授=学生を教育する中で重要な、和声と楽器の響きについての交流。 (ヤシンスキー、ライグラフ、ルビエ、各氏他)
帰国後、ヤマハ株式会社本社、ピアノ事業部R&D部長を経て1994年~2004年武蔵野音楽大学参与。多摩キャンパスに於いて特修科(大学卒業後さらに演奏技術向上を目的)、音楽教室、生涯学習を担当。 のちに東京音楽療法専門学校に於いて、楽曲分析、実践和声学、音楽構成論、編曲法の授業を担当。現在フリーのピアノ音楽アナリストとして活躍中。特に楽譜 を鍵盤に移して、ただ弾くだけの作業は、例えば外国語を目で見て、意味を理解しないで発音だけを発しているのに等しいので、実用・実践和声学を中心に音楽 を内面から理解出来る教育法の大切さを展開している。
伊藤楽器関連セミナー
- 2013.2.12~5.14 「今からピアノ教師が生き残っていくことへの一考察PartⅠ」(全4回)
- 2012.2.6~7.2 豊田英正演奏指導研究会(全6回)
- 2011.10.11~2012.1.10 「今からピアノ教師が生き残っていくことへの一考察PartⅠ」(全4回)
- 2011.9.5~12.5 「今からピアノ教師が生き残っていくことへの一考察PartⅢ」(全4回)
- 2011.3.1~6.7 「今からピアノ教師が生き残っていくことへの一考察PartⅡ」(全4回)
- 2010.10.5~1.11 「今からピアノ教師が生き残っていくことへの一考察PartⅠ」(全4回)
- 2010.3.29~6.28 「今からピアノ教師が生き残っていくことへの一考察PartⅠ」(全4回)