平井丈二郎(ひらい たけじろう)

音楽芸術博士。
10歳で自作「主題と変奏」をNHK放送。永井進氏に師事。
1962年東京藝術大学を首席で卒業、安宅賞受賞。1964年同専攻科修了。
1967年米国ジュリアード音楽大学留学、S.ゴロドニツキー教授に師事。翌年同大学バルトークコンテストで優勝。1970年ヴィオッティ国際コンクール 第2位。1971年ヨーロッパ演奏旅行。1973年ワシントンとニューヨークでデビューし、いずれも絶賛をうけた。1974年学位論文「ロマン派ピアノ音 楽の始祖ジョン・フィールド」を発表及び3回のドクター・リサイタル(公開)により、ジュリアード大学より東洋人として初のDMA(音楽芸術博士)の学位 を贈られた。1975年帰国後、放送や協奏曲に出演。数々のリサイタルを行い、幅広いレパートリーで、いずれも高い評価をかち得ている。こうした演奏活動 のほか、大阪音楽大学教授、東京芸術大学教授、聖徳大学音楽学部教授、愛知県立芸術大学で教鞭をとり優秀な若手ピアニストを世におくっている。又、ピアノ曲、歌曲など作曲家としても活動を行っている。
全音楽譜出版社より彼の監修・編纂によるジョン・フィールドピアノ名曲選集(1984年)、スクリアピンピアノ曲集全5 巻(1987-90年)、ラフマニノフピアノ曲集(2005-)、2008年からはグラナドス、2012年からファリャのピアノ曲集を平井李枝と編纂・校 訂し出版している。東京芸術大学名誉教授。

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