トランペットの基礎知識

トランペットとは

トランペットの原型となるラッパは約3千年前のエジプト王朝時代にはすでにあったとされています。
しかし、このころのラッパにはバルブや音孔などは無く、倍音しか出せない楽器でした。
その後様々な変遷をたどりますが、1839年にペリネによって3本ピストンが発明され、現在使用されているトランペットの原型が出来上がりました。
トランペットは唇をふるわせて音を出し、バルブを使って管の長さを変えて音程を操作し演奏します。

主な種類

このほかにも様々な調性のトランペットやロータリートランペット、ピッコロトランペットなどがありますが、
ピストン式のBbトランペットとCトランペットが世界中で最も使用されています。
その中でも初めてのトランペットとして使用するのはBbトランペットが一般的です。

材質

トランペットの材質は真鍮(銅と亜鉛の合金)が定番で、抜差管には洋白を使用する場合もあります。
定番の真鍮でも銅と亜鉛の混合比率の違いで下記のように見た目や音色が変わります。

  • イエローブラス
    銅と亜鉛の混合比率が約70%:30%。金色の見た目で、一番一般的な材質。比較的軽めの吹き心地で、明るく張りのある音色。
  • ゴールドブラス
    銅と亜鉛の混合比率が約85%:15%。イエローブラスより少し赤みを増した見た目。比較的重みのある吹き心地で、幅のある豊かな音色。
  • レッドブラス
    銅と亜鉛の混合比率が約90%:10%。より赤みを増した見た目。柔らかく、落ち着きのある音色。

表面の仕上げ

表面の仕上げは、ラッカー塗装、金属メッキ加工、ノーラッカー(塗装なし)などがあります。

  • ラッカー塗装
    クリアラッカー(透明)、ゴールドラッカー、ブラックラッカー、ピンクラッカーなどの種類があり見た目の色が異なります。明るく抜けの良い音色です。
  • メッキ加工
    金、銀、ニッケルなど金属メッキを施すため、見た目や音色が異なります。とくに銀メッキは人気で、やわらかく明るい音色になりラッカーよりも重厚感があります。
  • ノーラッカー
    表面に塗装を施さない仕上げになり、経年変化により表面の輝きは失いますが、アンティークな見た目や楽器本来の自然な鳴りが特徴です。

支柱

チューニング管の支柱の数によって息を吹き込む抵抗感が変わります。

ベルの工法

トランペットのベルの工法には「一枚取り」と「二枚取り」があります。

  • 一枚取り
    一枚の扇形の真鍮を丸めてつなぎ目を溶接したのち、職人がハンマーで何百回も叩いてベルの形に成形していく伝統的な工法です。
  • 二枚取り
    ラッパの部分と管の部分を分けて作ってから溶接する工法です。ほとんど機械でつくる事ができるため低価格帯のモデルに採用されています。

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